今回はトラブルシューティングの記録として投稿します。
調べても意外と出てこなかったため,同じ事象で悩んでいる方の参考になれば幸甚です。(割とあるあるのエラーではあるかと思いますが。)
※OracleクライアントをWindowsへインストールした場合として投稿します。
問題整理
事象
Oracleクライアントをインストールしている端末(※)にて,SQL*PlusでOracleへログインしようとしたところ,「SP2-0667」のエラーが発生しました。
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C:\Users\itsuki>sqlplus test/test@ORCL Error 6 initializing SQL*Plus SP2-0667: Message file sp1<lang>.msb not found SP2-0750: You may need to set ORACLE_HOME to your Oracle software directory |
上記エラーは環境変数の${ORACLE_HOME}を設定していないか,${ORACLE_HOME}の設定に誤りがある場合によく出るエラーです。
原因
クライアント端末の環境変数に,誤った${ORACLE_HOME}を設定していたことが原因でした。
なお,Oracleクライアント端末においてシステム環境変数に${ORACLE_HOME}を登録する必要はありません。

インストール時に,レジストリエディタへ${ORACLE_HOME}が自動的に登録されるよ!
対処
クライアント端末の環境変数に設定してあった${ORACLE_HOME}を削除しました。
なお,環境変数は以下の手順で設定可能です。



環境変数の設定変更後は,PCの再起動が必要だよ!
- 「コントロールパネル」を開き,「システム」を選択します。
- 「設定」にて「システムの詳細設定」を選択します。
- 「システムのプロパティ」にて「環境変数」を押下します。
- 「環境変数」にて「ユーザ環境変数」と「システム環境変数」の設定ができます。
ユーザー環境変数:ログインしているユーザでのみ使用可能
システム環境変数:同一端末上の全ユーザで使用可能
まとめ
今回はトラブルシューティングとして,Oracleクライアントにおける「SP2-0667」エラーの対処について紹介しました。
同じように行き詰まってしまった方の助けになれば幸甚です。
エラーが起きても慌てることなく,冷静に対処をしていきましょう。